VideoPadもムービーメーカーに変わる動画編集ソフトとして有望なソフトウェアの1つです。こちらのページではVideoPadを使って写真にズームを加える手順についてご紹介させて頂きます。
このページの内容
VideoPadを使ってスライドショーの写真にズームを加えます
ウィンドウズライブムービーメーカーが利用出来なくなってしまった2017年以降は、無料でスライドショーを作れるフリーソフトの存在がとても貴重になりました。そんな中でもVideoPadはお勧めできる無料で(も)使えるソフトなので、ムービーメーカーの替わりにスライドショーにズームを加えられるソフトをお探しの方にご参考にして頂けるかもしれません。
このページで加えるズーム効果
スライドショーにシンプルなズームを加えます
写真の読み込みと配置
まずは下部のタイムラインにお好みの写真をずらっと並べます。これはお好みの写真を選択してタイムラインに配置するだけです。
パン&ズームエフェクトを適用します
VideoPadには「ズーム」というエフェクトと「パン&ズーム」というズームに関連した2種類のエフェクトが搭載されています。どちらでも基本的には同じようなズームが出来るのですが、「パン&ズーム」の方がシンプルな操作で写真にズームを適用できます。「ズーム」エフェクトの方がキーフレームを使ってさらに高度なことが出来ますが、スライドショーに加えるズームとしてはシンプルな「パン&ズーム」で十分で、操作も簡単です。
写真を選択して上部メニュー「動画エフェクト」の横にある三角ボタンを押します。表示されたエフェクトから「パン&ズーム」を適用して写真にズームエフェクトを適用します。
ズームの調整を行います
「パン&ズーム」を適用しただけでは、まだ何も起こりません。Liveムービーメーカーでは予めズームの動きが幾通りも用意されていて、それらの中から好みの動きを適用するだけでズームが出来ようできましたが、VideoPadではマニュアルでズームの設定を行う必要があります。
とはいっても
- どこからズーム動作を始めて
- どこでズーム動作が終わるのか
という指定だけなので、それほど難しくはありません。
ズーム開始時点の表示位置を指定します
- エフェクトパネルの「開始/終了」の項目から調整します。パン&ズームを適用してすぐは「開始」となっているはずですが、なっていない場合はまずは「開始」を選択します。
- プレビュー用のパネルが「クリップのプレビュー」になっていることを確認します。
- プレビュー画面の画面端に丸いポイントが表示されていますので、ドラッグしてズーム開始時点での表示範囲を指定します
下の画像では、開始時点を人物の全体が映るように調整しました。
ズーム終了時点での表示範囲を指定します
ズームが終了する時点でどのような画面表示になっているかを指定します。
- エフェクトパネルの「開始/終了」の項目を終了に切り替えます。
- 開始の時と操作は同じで、ズーム終了時点での表示範囲を指定します
下の画像では新婦の顔を画面の中心として、ズームインしていく動きとしました。
完成したズーム適用動画
ズームの動きを確認してみます。普通のシンプルなズームが適用できました。
本格的なスライドショーとして全編を作っていく場合には、これらのズーム動作をテンプレート化して、他の写真に使いまわしていくと便利です。ズームをたくさんの写真に効率よく適用していく方法については別のページで紹介させていただきます。ムービーメーカーの代わりにスライドショーにズームを加えられるフリーソフトを探しているという方は、VideoPadもひとつの選択肢として良いかも知れません。