プロフィールムービーの編集で写真がない、もしくはとても少ないというケースもしばしばあります。特に子供の時の写真というのは、長男や長女は多めにあるものですが、三男四男と続いてくると、自分だけの個別の写真というのは必然的に少なくなってくるものです。新郎と新婦で写真の枚数が大きく異なるケースもよくある問題です。しかし写真の枚数が少なかったりなかったりしても大丈夫です。このページではプロフィールムービーの写真がない時に使えるアイデアをいくつかご紹介しています。

一般的なプロフィールムービーの写真枚数と構成

プロフィールムービーの大まかな構成

プロフィールムービーは一般的に新郎>新婦>二人という構成でパート毎に区切って紹介されていきます。

しかもその新郎や新婦パートでは赤ちゃん>幼少期>小学校>中学校>高校>大学>成人・社会人>現在といった順番で写真が順番に並んで紹介されていきます。

  • 新郎>新婦>二人
  • 赤ちゃん>幼少期>小学校>中学校>高校>大学>成人・社会人>現在

特定の時期の写真が無い場合というのはよくある話ですのでそれほど心配せずにあるところの写真を増やして使えばよいだけです。しかし震災や災害で写真がごっそり無いというパターンや、訳があって写真が保管されている実家に行くことが出来ないというケースもありますので、ほとんど生い立ちに関する写真がないとしても成り立つプロフィールムービーを考えてみましょう。

特定の時期の写真だけが無い場合

例えば産まれたときの瞬間の写真というのは実際にはないケースが多いです。本当に生まれた直後の分娩室の写真ですがこういったケースは全く気にしなくて良いでしょう。小学校時代がない、幼稚園がない、中学高校が無いぞ、となってもそれほど問題ではありません。というか全く問題ではなく、全時代がしっかり写真として保管されており、それをこの結婚式のプロフィールムービー作成の機会にちゃんと全て発見できるというケースの方がむしろ珍しいケースです。

皆さん大抵どこかの時代の写真がごっそりなかったり少なかったりしますので、特定の期間が無いとしても気にしなくて大丈夫です。

  • 大抵どこかの時期の写真が欠落している・・普通です
  • 小学校だけやたらある(見つかった)というケースもごくごく普通
  • 実際に使うのは10-15枚程度なので全部の時期は逆に紹介出来ない

あとは、見ている側の視点からもアドバイスさせて頂くと、厳密に幼稚園の写真ではなくても幼稚園生なのか小学生なのかは見ている側にはほとんど分かりません。過去を明確に知っている人だけが分かりえる情報ですので、特定の時期が無くても本当に気にせず、気に入った写真を選びましょう。

プロフィールムービーの写真が無い時のアイデア

もう本当に子供の時の生い立ちを紹介できる写真が全く持ってないとか、あっても極端に少ないという方は以下の例を参考にできるかもしれません。実際のプロフィールムービーでは子供のころの写真よりも大人時代で友人たちが写っている写真の方がウケが良いので、子供の時の写真を一切使わないというのも実際に良いアイデアだと思います。

まずは生い立ちを紹介するムービーだという考え方を捨てる

プロフィールムービーというと生い立ちを子供の時から時系列で並べて紹介していくものなんだ!といういわばみんながやっていることは絶対に正しいことなんだ!という考え方を少し変えてみると、写真が少なくてもプロフィールムービーの写真選びが少し楽になります。

プロフィールムービーは生い立ちを紹介するというよりも「二人を紹介するムービー」というのが、実際には正しい位置づけかと思います。「二人を紹介するための構成として」幼少期の出身地域や家族構成や趣味趣向も含めていった結果、現在の日本のプロフィールムービーの基本的な形が出来上がってきました。

海外でもプロフィールムービーに類するムービーは上映されますが、生い立ちを紹介するよりも「二人」に主眼を置いたムービーの方が多く見られます。

  • 「生い立ち」を紹介するのではなく「二人」を紹介するムービー
  • 二人を知ってもらう為に生い立ちも含めて紹介していたというだけで、生い立ちの紹介がメインではない

つまりはそもそも子供の時の写真を使わなくても映像演出ムービーとしては完成させられるということです。

大人の写真をメインで使っていくアイデア

大人の写真をメインで使っていくというのが写真が無い場合に基本となる考えです。保管されていた写真を少しずつ使って中途半端な生い立ち紹介を行うよりも、大人時代のデジタルカメラで撮影保管されていた綺麗な画像を使った方が実際には見栄えもよくなります。

この場合、「自分という人を皆に紹介する」という事が主な目的となります。単純に言葉で自分を自己紹介するとしたら、どうなるでしょうか?過去に実際にあった例では以下のような構成でムービーが作られました。新郎の幼少期の写真が全くないというケースです。

  • 現在の写真をメインに出身地と生年月日を紹介
  • 幼少期から続けてきた習い事がきっかけで現在もその道のプロとして生活していることを文章と写真で紹介
  • 友人たちとの旅行や遊び写真で趣味趣向を紹介
  • 現在の家族との写真を使って家族構成や続柄を紹介
  • 現在の自分の写真でこれからの展望や目標を含めつつコメントし紹介
  • 二人の写真を使って新郎パートを締めくくり

この構成が必ずしもお勧めできるわけではありませんが、子供の時の写真を一切使わずに作られたプロフィールムービーの一例です。この例も参考にしつつ自分たちらしさを含めて考えていくとより良い構成が見つかっていくかもしれません。ペットも大切な家族なので、ペットの写真も入れ込んで紹介していくというのも良いアイデアです。

二人の写真をメインで使っていくアイデア

大人になってからも写真をあまり撮ってこなかったために大人の写真も少ないというケースもあります。こういった場合には二人の写真をメインに使っていくと楽しいムービーが作成できます。これは生い立ちを紹介するムービーという考え方はもう完全になくしてしまって、二人の歩みを紹介することに主眼を置きます。

皆へ自分たちを紹介するというテーマは保ったままでよいと思いますが、余興の一つとして皆を楽しませることも目的として含めても良いかと思います。というのも単純に二人のデート写真を並べただけではなかなか間が持たず、2-3分程度で少し飽きが来てしまうからです。

二人の写真をメインで使っていくプロフィールムービーの場合にはデート写真の配列だけではなく、動画を含めて編集していくと効果的です。

二人だけでどこかの美しい浜辺でメッセージムービーを撮って「今日は本当にご出席してくださってありがとうございます」的なコメントを紹介したり、(あえてとても音痴な)カラオケの様子を撮影しておいて入れ込んでみたり、スケボーやスノーボードが得意だった方のケースではそのプロ並みの腕前を紹介できる動画を間に挟んだケースもありました。

  • 基本は二人の紹介写真
  • デート風景や(あれば)個別写真を切り替えつつ紹介していく
  • 友人の写った写真も使っていくと効果的
  • 間が持たないので、動画を入れ込んで1-2分稼ぎトータルで5分以上を目指す

大人時代の新郎新婦それぞれが、1つのパートとして成立できる程度の写真枚数があれば構成は楽になりますが、大人時代で尚且つ二人の写真しかないというケースにはこういったアイデアが合利用できるでしょう。

友達や職場などの写真を増やすアイデア

こちらは新郎新婦の写真が無いというよりは「少な目」であるというケースに対応できます。全く写真が無い状況で友人や職場の方だけの写真を紹介する場合にはどちらかというとオープニングムービーで使われるゲストの紹介といった構成の方が合うかもしれません。

新郎新婦の写真が少ない場合には、友人や職場の方の写真をたくさん使ってあげるとゲストは恥ずかしがりつつも実際にとても喜びます。ゲストの写真を多めに使ってあげるとゲストのいるテーブルが盛り上がるので、それぞれのテーブルごとに区切ってゲストの写真を意識的に使ってあげるというのも演出としてはとても良い効果を生みます。

ゲスト以外に家族の写真を取り上げて紹介するというのも一つのアイデアで、実際に作った経験もあります。家族紹介をすると会場全体がほっこり温かい雰囲気に包まれるのでこちらもおススメです。厳格そうに見える父親のひょうきんな姿が写った写真などを使うと、写真だけで会場に笑いが起きることもあります。しかしそれぞれの尊厳やプライドに配慮しないと嫌な思いをされるケースもありますので、空気を読みつつ選ぶ必要はあるでしょう。しかし紹介されて嫌な気する人はあまりいないので、これも良いアイデアです。

  • ゲストの写真を紹介してあげるとゲストは結構喜びます
  • 家族の紹介をする方もおられます

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