プロフィールムービーは何分がベストなのでしょうか?全体の時間や使いたい写真枚数、コメントをどの程度簡潔にでいるのか、映像表現としてのアニメーションを無くしてもよいのか、等々色々な要素と新郎新婦お二人のご要望が関係してきます。このページではプロフィールムービーはずばり何分がベストなのか、いくつかの観点から考察しています。

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色々な視点でプロフィールムービーは何分がベストか考える

結婚式の進行側から考える

結婚式の進行を行うスタッフの方々によれば、余興1コマに付き割り当てられる時間は準備も含めて大体10分程度がオーソドックスな枠、だそうです。もちろん新郎新婦のご要望次第で長くも短くもなるものなのでこれは絶対的なルールではありませんが、ひとつの目安にはなります。

  • 10分以内がオーソドックス

プロフィールムービー作成のプロの視点から考える

NONNOFILMで数多くのプロフィールムービーを担当させていただきましたが、何分がベストなのかは新郎新婦が誰に、何を、特に重視して見せたいのか、何を伝えたいのか、という点が大きく関係してきます。

今までの人生、現在の成功、両親への感謝、兄弟との思い出、姉妹だけの秘密などなど色々テーマにできるものがあります。最大級の目標はターゲットとなる人物やゲスト全体の心が動くことです。感動するのか、笑いたくなるのか、驚いてしまうのか・・・。どの反応もないいわゆる無難なプロフィールムービーでももちろんよいのですが、せっかく作るなら視聴者の心を動かしたいですよね。

感動を共感させるためには、ゆったりとした「間」や感動を伝えるための言葉がとても大切です。コメントを見せる時間をしっかり余裕をもって取る必要が出てきます。

逆に成長や人生全般をテンポ良く見せたいということであれば、コメントの無い見せ方でまとまりを作りながら見せて行くプロフィールムービーでも良いでしょう。

プロフィールムービーという映像演出を使って何を伝えたいのか?がとても大切なので、それによってベストな分数はいくらにでも変わるというのがプロとしての見解です。

って、なんか偉そうに書いてみましたが、正直言うと王道時間通り概ね5-8分。さらに言うとその真ん中の6-7分程度。この時間で作っておけば大抵好印象のプロフィールムービーが作れますよ。

  • 何を伝えたいのか、何を見せたいのかが重要。っとプロっぽく謎めいた言葉をいってみる
  • 王道通り5-8分は一つの目安(進行上ベストです)

ゲストの視点から考える

ゲストはプロフィールムービーを見るために結婚式に来たのではなく、お酒を飲む楽しみと人に会う楽しみを持って来ている方が大半です。親戚つながりの責任のようなもので半ば嫌々ながら出席していると言う方も実際におられるでしょう。

プロフィールムービーなんか全然興味ないんだけど会場の雰囲気に負けて見ているフリをしている人もいるということも考慮すると、長々と素人が作成した動画を見せ続けるのにも時間的に限界があるでしょう。

人間の集中力は15分周期というデータもあるので、その見方でいくと15分程度でもOKじゃん?となりそうですが、単調なスライドショーを15分も見せられたらトイレやタバコに立つ人がたくさん出て来てしまいます。

8分を超えてきてもまだ終焉のムードが漂ってこない場合、トイレやタバコに立ち始めるゲストがいるのを筆者の私は何度か見た経験があります。(初心者が作った比較的退屈な部類のプロフィールムービー

なのでこのことも踏まえると8分というのも大して興味ないよというゲストも居ることを踏まえると、一つの目安にはなるかもしれません。

  • 8分経ったけど終わりそうにないってあまり面白くないムービーで、トイレかタバコに立ち始める人を私は幾人か見ましたよ。これってゲストの本音じゃないかな?と。

 

プロフィールムービーの基本構成を守ると何分がベスト?

プロフィールムービーの基本構成は以下の通りです。気をつけたいのは写真の紹介以外にも冒頭にタイトルを挿入したり最後にも挨拶の言葉や日付を挿入したりする部分が必要で、その部分にもおよそ1分程度の時間が必要になるという点です。

  1. 冒頭タイトルもしくは挨拶の言葉  20秒程度
  2. 新郎パート紹介タイトル 7-10秒
  3. 新郎パートのスライドショー
  4. 新婦パートの紹介タイトル 7-10秒
  5. 新婦パートのスライドショー
  6. 二人パートの紹介タイトル 7-10秒
  7. 二人パートのスライドショー
  8. 全体を締めくくる挨拶の言葉や日付 20秒程度

写真1枚あたりのベスト時間

写真i枚あたりの表示時間のベストタイムは、全体の構成とコメントの長さで決まって来ます。コメントの長さから考える方法はとてもわかりやすく、1秒間に4文字という映画の字幕作成で目安とされる文字数です。

「本日はお忙しいところご出席いただき誠にありがとうございます」

この文字が全部で29文字なので、時間にして7秒程度になります。文字だけ読めばほんの数秒ですが、同時に写真や動画といったメインとなるコンテンツを見ながら読まなくてはいけない点を忘れないようにしましょう。編集上写真の切り替わり効果(トランジション)に1-2秒使うことも考慮すると、コメントをたくさん入れたいのであれば、写真1枚あたりの表示時間は9-10秒程度とる必要がある事がわかります。

逆にコメントがないのであれば、一瞬でも写真は識別できるので、1秒だけのフラッシュ表示でもそれほど問題にはならないでしょう。

  • コメントが1秒で4文字がひとつの目安
  • コメントをしっかり読ませたいなら9-10秒。それでも30文字前後のコメントまでしか識別できない。
  • コメントをどの程度入れたいのかで1枚の時間は変わる

プロフィールムービーのベスト時間はずばり何分?

結局のところプロフィールムービーのベストな分数は何分なのでしょうか?この記事を書き始めた以上、結論として何分とはっきり提示しなくてはいけません。

しかし、正直なところ言うとそれってケースバイケースで、新郎新婦二人が見せたいものがしっかりと見せる事ができ、なおかつゲストが飽きることなく見れるのであれば、ベストな分数はそれぞれのケースで変わります。さらにはBGMと完全に同期していた方が終わり方がしまって完成度が上がるので、利用するBGMの長さによってもベストな時間の長さは変わってくるでしょう。

  • ゲスト側を考慮して8分以内という条件
  • 新郎新郎新婦が見せたいものがしっかり見せれたかどうかという条件

これら二つがしっかりと達成できて入れば、それがベストな時間といえると思います。

プロフィールムービーの基本構成については以下の記事で詳しく取り上げられているので、さらに詳細を考えたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

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