プロフィールビデオを自作した後には、DVDに書き込んでDVDプレーヤーで再生できる形にする必要があります。DVD作成ソフトにも様々ありますので、それぞれのソフトでどのようなことが出来るのか・・・実際に体験しながら検証しています。今回は[DVDStyler]という無料のDVD作成ソフトを使用して、考えてみたいと思います。
DVDStylerでDVDを作成する
プロフィールビデオ上映用・保存用DVD作成ステップに関して、確認したい点は以下のとおりです。
- メニューなしでのDVD作成はできるのか?(上映用)
- 複数の動画を一枚に書き込み、効率よく再生の管理ができるか
- メニュー画面の作成は簡単か?(保存用)
- メニュー画面の作成はオリジナリティを追加できるか?
1.メニューなしでのDVD作成はできるのか?(上映用)・・・出来ますが、設定が必要です
DVDStylerは自由度が高く、オリジナリティあるDVDメニュー画面をしっかりと作ることの出来るソフトです。
その反面、
- 色々と自分で設定を行う必要があります
この「メニュー画面なし」の設定に関しても、「メニューなし」のような設定があるわけではないので、自分で設定を行う必要があります。
具体的には・・・
どうしても「メニュー」は挿入しなくてはならないのですが、そのメニューを「どの程度の時間表示させるか」という設定を0秒にすることによって、可能となります。黒い背景でボタンの機能などを挿入しないものを「メニューとして」挿入できるので、それが表示されてすぐに「次の動画を再生」と設定を行うことになります。
メニューを右クリック→プロパティ→停止時間0
にしておきます。
- システム的には、「黒いメニュー画面が一瞬表示されてから、続けて動画が再生されている」形になりますが、
- 見た目的には「1本目の動画から再生されている」形になります。
2.複数の動画を一枚に書き込み、効率よく再生の管理ができるか・・・出来ます
いくつかの動画を一枚のDVDに書き込んで披露宴会場に持ち込みたい!という場合には、「一枚に複数の動画を挿入して、チャプターで映像を管理する」形を取ることになります。
- これも問題なく可能です
「ファイルをチャプターとして追加」できるメニューがあるので、そこから作成した動画ファイルを追加していくことで、チャプター1ではオープニングムービー、チャプター2ではプロフィールビデオ・・・といった形で、いくつも挿入しておくことが可能です。
担当者にチャプターポイントを伝えておくことで、1枚のDVDで全ての映像演出を上映することも可能になります。
再生ミス・操作ミスなども考慮に入れて、1枚にはひとつの動画だけ、というのもありです。
3.メニュー画面の作成は簡単か?(保存用)
一般家庭向けのDVDオーサリングソフトでは、メニュー画面の作成を
- テンプレートからデザイン選び
- ちょこっと変えたいところをアレンジして
- 書き出し
という簡単ステップで作っていきます。
DVDStylerでもテンプレートが用意されており、簡単に作成していくことが出来ました。
4.メニュー画面の作成はオリジナリティを追加できるか?
上映用とは別に、配ったり保存したり用のDVDにはメニューもオリジナリティを追加したいものです。
DVDStylerの凄いところとして、「メニューを自由に作りこむ」ことも出来ます。
メニュー画面を自分で自由に作成して、「ここのボタンを押したらこういうアクションを」という形で作りこんでいくのですが、操作も分かりやすく、非常に素晴らしいと感じました。自由に背景にもこだわってメニューを作成したい、という方のご要望にもある程度は答えられそうです。
このソフトが向いている方は?
このDVDStylerは自由度が高く、アレンジしたメニュー画面の作成が可能です。
その反面、操作には慣れが必要かもしれません。
ウィンドウズDVDメーカーなどの簡単なソフトであれば、「選んで作成」で「すぐ書き出し」と簡単に済むのですが、このソフトの場合、自分の設定したアクションで全てが正常に動作するかどうかなどを、チェックする必要があります。
そのため、
- パソコン全般の操作にはかなり慣れています
という方に、きっと満足できるソフトではないかと思いました。
パソコン苦手です、ムービーメーカーでも難しい・・・という方は、ウィンドウズDVDメーカーのほうが良いかもしれません。
もちろん、「せっかく作ったプロフィールビデオなのでメニューにもこだわりたい」という方も、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?