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結婚式のオープニングムービーでは著作権をしっかり考慮する必要があります。最近はオープニングムービーだけではなく結婚式の中で上映する様々なムービーを自作する新郎新婦様が増えてきています。さらにはココナラやクラウドワークスといった個人に簡単に仕事を依頼できるサービスも普及してきていることで、完全なプロとは呼べない素人の方々でも手軽に動画編集を仕事として請け負うことが出来るようになってきました。しかし映画で実際に使われているオープニングシーンをそのまま使ったり、映画俳優のインタビューシーンなどを勝手に使っている著作権違反のムービーも増えてきています。このページでは結婚式で上映するムービーと著作権の関係についてご紹介しています。

新郎新婦吹き出し左側用アイコン

“でも、私たちには著作権についての知識がないし、素材を探すのも大変そう…”

先生の見解

“大丈夫ですよ。著作権フリーの素材を活用すれば、法律的な問題を避けつつ素敵なムービーを作ることができます。さらに、このブログでは著作権についても詳しく説明していますから、一読してみてくださいね。”

オープニングムービーと著作権の関係:結婚式での著作権

結婚式のオープニングムービーを自分たちで自作する新郎新婦様は著作権の問題をしっかりと考慮する必要があります。最近はスマホや自分のパソコンでオープニングムービーを自作される新郎新婦様もとても増えてきていますが、その時に著作権をクリアせず映画やテレビの録画映像をそのまま無断で利用してしまったり、さらには市販の音楽を許諾を取らずに使ってしまうケースも目立っています。著作権法違反にあたる映像は結婚式披露宴会場側に上映を断られるケースもありますので、著作権についてしっかりクリアされたオープニングムービーを選ぶように注意しましょう。

先生の見解

“オープニングムービーを作る時には著作権に注意しましょう。自分たちの物語を演出するためにも、オリジナルのコンテンツを使うことが一番です。”

結婚式におけるオープニングムービーの意義

オープニングムービーは、結婚式の開始を華やかに演出し、ゲストを二人の物語へと引き込みます。そのため、ムービー作りには特にこだわりたいポイントの一つと言えるでしょう。

人気のオープニングムービーのスタイルとトレンド

オープニングムービーのスタイルは多種多様。結婚生活のスタートを切る二人の成長や出会いの瞬間、思い出の場所などを描くことで、感動的なムービーに仕上がります。

おすすめの結婚式オープニングムービー

著作権も安心!簡単に作れるオープニングムービーテンプレートを紹介します。

インスタ風オープニングムービーテンプレート - weddingram

先生の見解

“このテンプレートを使えば、写真やコメントを差し替えるだけで、誰でも簡単にオープニングムービーが作れます。”

映画や音楽、キャラクターの無断利用はNG

結婚式で制作する映像は自分で作るので、自分で好きなように作っても良いとお考えの新郎新婦様もおられるようです。結婚式での著作権について確認しておきましょう。

映像に関する著作権

こんな風に勝手に使っちゃダメゼッタイ![Youtubeより引用]

結婚式のオープニングムービーの中で映画の中のワンシーンやオープニングのロゴといったそのままの映像が無断で使用されているケースは著作権法違反にあたります。数年前までは実際にオープニングムービーの中でも映画のワンシーンを本当にそのまま使っている映像で制作を請け負っているような業者もありましたが、日本国際映画著作権協会というところが警鐘を鳴らしたことにより現在はかなり少なくなってきています。
しかしココナラやYoutubeで個人の素人の方が制作を請け負ったケースや完全に自作したオープニングムービーでは、映画のキャラクターをそのまま使ったり、映画やドラマ、テレビのワンシーンをそのまま利用したりといったケースが2020年現在も未だに多く見られます。これらのオープニングムービーは自分たちで作ること自体はもちろん簡単に誰でもできてしまいますが、「結婚式の場での映像上映は私的利用の範囲に当たらない」とされているので結婚式で上映する場合は違法性があるとされています。
違法性が認められるオープニングムービーは結婚式会場側も上映したくないので、上映を断られるケースが実際に増えてきています。作ることが出来ても上映は断られる可能性が高いですので、その点も慎重に吟味するべきでしょう。
Youtubeには結婚式のムービーに限らず様々な動画で、サッカーテレビの録画をそのままアップロードしたもの、バラエティ番組、映画、ミュージックビデオなどなど無断で勝手にアップロードされているものがたくさんあります。これらも全て違法性がある動画になります。著作権は親告罪なので違法ですが権利元におおめに見てもらえている、というのが実情といえるでしょう。

音楽に関する結婚式での著作権

映画やテレビのワンシーンをそのまま使ってしまうという事が無いにしても、音楽は特別許可を取ることもなく使ってしまうという新郎新婦様もまだおられるかもしれません。DVDの中に音楽を入れ込むことは録音物の制作や音楽作品の複製利用として著作権の許諾処理を行う必要があります。結婚式での映像上映は私的利用の範囲として認められていないので、自分たちだけの私的な結婚式なので私的利用の範囲内だと言い張ってもその主張は認められないようです。自作の持ち込みDVDの場合、結婚式会場側から音楽に関しては著作権の許諾申請が適切に行われているかどうかを確認されることもあり、許諾を証明するシールが貼られていない場合には上映を断られることもあります。
音楽著作権に関する申請は通常ISUMという権利処理を仲介してくれる団体を通じて行いますが、個人の方の場合には直接ISUMに申請を行うことが出来ません。結婚式のムービーを取り扱う業者のほとんどが既にISUMや日本著作権協会さらには日本レコード協会との契約を結んでいますので、契約を締結している業者を通じて著作権処理の申請を行う流れになります。
しかし自分が使いたい曲が著作権申請の対象に入っていない場合など、どうしても音楽著作権の申請が難しい場合もあります。そのような場合に出来る適切な上映方法は、CDとオープニングムービーの同時上映になります。ISUMが発足して正規の権利処理が行えるようになる前までは、このCDとDVDの同時再生というのは一般的に行われていた方法です。CDから音楽を再生する場合には、その音楽を「複製」していることには当たりませんので、著作権上の問題が発生しません。結婚披露宴会場でBGMとして流す音楽に関してはもっと曲数も豊富で結婚式会場側や音楽に関する演出を担当する会社がBGMとして利用する権利申請を行っているため、新郎新婦側で音楽著作権の許諾処理を行う必要は生じません。映像と音楽の完全なる同期が難しくはなりますが、ある程度のレベルでBGMと合わせてみることが出来ます。権利許諾申請が難しい場合にはCDからの同時再生を結婚式会場と相談してください。

著作権とは何か?基本的な知識を簡単に理解する

オープニングムービー制作において避けて通れないのが著作権。基本的な知識を身につけましょう。

著作物とは何か?映像と音楽の例から見る著作物の範囲

著作物とは、個人の創作活動により生み出される作品のことを指します。映像や音楽はその典型的な例で、これらを無断で使用することは法律により禁じられています。

映像に関連する権利

  1. 著作権: 映像作品の著作者には、作品を創作したことに対する著作権があります。著作権は創作物の表現形態を保護し、他人による複製、公衆送信、上映、配信などの行為を制限します。
  2. 複製権: 映像作品の著作者は、作品を複製する権利を有します。他人が映像を無断で複製することは、著作権侵害になる可能性があります。
  3. 公衆送信権: 映像作品の著作者は、作品を公衆に送信する権利を有します。例えば、テレビ放送やインターネット上でのストリーミングなどが該当します。
  4. 上映権: 映画やドラマなどの映像作品を劇場や映画館で上映する権利を著作者が持ちます。他人が著作権者の許可なく上映することは違法です。
  5. 配信権: 映像作品をインターネット上で配信する権利を著作者が持ちます。例えば、動画共有サイトやストリーミングサービスなどでの配信が該当します。
  6. 翻案権: 映像作品を改変、翻案する権利を著作者が有します。他人が映像作品を改変して二次的な作品を作る場合は、著作者の許諾が必要です。
  7. 演奏権: 映像作品に含まれる音楽の演奏権を著作者が有します。映像作品の音楽をライブで演奏する場合なども、著作者の許諾が必要です。
  8. 保護期間: 映像作品の著作権は、著作者の死後50年間継続します。この期間中は、著作者の遺族や相続人が権利を管理します。

音楽に関連する権利

  1. 著作権: 音楽作品の著作者には、作品を創作したことに対する著作権があります。著作権は音楽の楽曲や歌詞などの表現形態を保護し、他人による複製、公衆送信、上演、配信などの行為を制限します。
  2. 複製権: 音楽作品の著作者は、作品を複製する権利を有します。他人が音楽を無断で複製することは、著作権侵害になる可能性があります。例えば、CDやデジタルダウンロードなどが該当します。
  3. 公衆送信権: 音楽作品の著作者は、作品を公衆に送信する権利を有します。例えば、ラジオ放送や音楽ストリーミングサービスなどでの公衆送信が該当します。
  4. 上演権: 音楽作品をライブやコンサートなどで実際に演奏する権利を著作者が持ちます。他人が著作権者の許諾なく音楽を演奏することは違法です。
  5. 録音権: 音楽作品を録音する権利を著作者が有します。例えば、音楽のCDや音楽配信サービスでの録音が該当します。
  6. 配信権: 音楽作品をインターネット上で配信する権利を著作者が有します。例えば、音楽ストリーミングサービスやYouTubeなどでの音楽の配信が該当します。
  7. 翻案権: 音楽作品を改変、翻案する権利を著作者が有します。他人が音楽作品を改変して二次的な作品を作る場合は、著作者の許諾が必要です。
  8. 保護期間: 音楽作品の著作権は、著作者の死後70年間継続します。この期間中は、著作者の遺族や相続人が権利を管理します。

著作権侵害とは何か?日常生活からの具体的な例で理解する

著作権侵害とは、著作権者の許可なく著作物を使用する行為のこと。たとえば、映画を無断でコピーして販売したり、著名な曲を無許可で公演したりする行為は、すべて著作権侵害にあたります。
以下に具体的な例を示します。

  1. 著作物の複製: 例えば、音楽CDや映画DVDを無断で複製することは著作権侵害です。著作権者から許可を得ずに、複製物を作成することは違法です。
  2. 公衆送信: 音楽や映像をインターネット上で無断で公開する行為も著作権侵害です。例えば、著作権者の許可なく音楽をYouTubeにアップロードすることは違法です。
  3. 上演やパフォーマンス: 著作権者の許可なく音楽のライブ演奏や映画の上映を行うことは、著作権侵害です。公共の場で無断で他人の音楽を演奏することは法的に問題があります。
  4. 二次利用や改変: 著作権者の許可なく他人の音楽をサンプリングして新たな曲を作成することや、映画を無断で編集・改変することも著作権侵害です。原作者の許可を得ずに作品を変更することは法的に問題があります。
  5. 商業利用: 著作権者の許可なく他人の著作物を商業目的で使用することも著作権侵害です。例えば、音楽の利用権を得ずにCMや広告で使用することは違法です。
先生の見解

勝手に無断でコピーしたものを使えないんですね

自作オープニングムービーでの著作権侵害のリスクを回避する

自作のオープニングムービーで気をつけるべき、著作権侵害のリスクと回避方法についてを説明します。

映像素材の著作権:映画のワンシーンの利用とその問題点

映画のワンシーンを引用すると、非常に効果的なムービーになりますが、映画の映像は著作権が存在します。これを無許可で使用すると、著作権侵害になる可能性があります。画像や動画はフリーで利用できるものを利用するのが無難です。

画像サイト:

  1. Pixabay: 商用利用も可能な高品質な画像を提供しています。https://pixabay.com/
  2. Unsplash: クリエイティブな写真を高解像度で提供しており、商用利用も可能です。https://unsplash.com/
  3. Pexels: 商用利用も可能なフリーの写真素材を提供しています。https://www.pexels.com/
  4. Freepik: 商用利用も可能なフリーの写真やベクターグラフィックスを提供しています。https://www.freepik.com/

動画サイト:

  1. Videvo: 商用利用も可能なフリーの動画素材を提供しています。https://www.videvo.net/
  2. Pixabay: 商用利用も可能な動画素材を提供しています。https://pixabay.com/videos/
  3. Pexels: 商用利用も可能なフリーの動画素材を提供しています。https://www.pexels.com/videos/
  4. Videezy: 商用利用も可能なフリーの動画素材を提供しています。https://www.videezy.com/

音楽素材の著作権:有名な曲の利用とその問題点

また、背景音楽として有名な曲を使用すると、雰囲気作りに大いに役立ちます。しかし、これも著作権があり、無許可で使用すると問題となります。

文字・画像・アニメーションなど他の素材の著作権問題

文字や画像、アニメーションなど、その他の素材にも著作権が存在します。素材を使用する際には、著作権の存在を常に意識する必要があります。

著作権侵害を避けるためのオープニングムービー作成のポイント

著作権侵害を避けながら、素晴らしいオープニングムービーを作るためのポイントを解説します。

著作権フリーの素材を利用する方法

著作権侵害のリスクを回避する一つの方法は、著作権フリーの素材を使用することです。多くのサイトが無料または有料でフリー素材を提供しており、これらを活用すれば著作権の心配なく映像制作が可能です。

  1. YouTube Audio Library: YouTubeが提供するオーディオライブラリで、クリエイティブ・コモンズのライセンスやパブリックドメインの楽曲を無償で利用できます。https://www.youtube.com/audiolibrary/music
  2. Free Music Archive: クリエイティブ・コモンズやパブリックドメインの楽曲を提供しているコミュニティ駆動型の音楽サイトです。https://freemusicarchive.org/
  3. Incompetech: ケビン・マクルードによるロイヤリティフリーの音楽を提供しています。商業利用も可能です。https://incompetech.com/
  4. Bensound: ベンジャミン・トゥイスの作曲によるロイヤリティフリーの音楽を提供しています。商業利用も可能です。https://www.bensound.com/
  5. Pixabay Music: Pixabayが提供するフリーの音楽ライブラリで、商業利用も可能です。https://pixabay.com/music/
  6. SoundCloud: SoundCloudは、アーティストが自身の音楽を公開しているプラットフォームですが、一部のアーティストがクリエイティブ・コモンズやライセンスフリーの楽曲を提供しています。https://soundcloud.com/

著作権許諾を得る方法:映像と音楽のライセンスについて

もし特定の映像や音楽を使用したい場合は、著作権者から許諾を得ることが必要です。許諾を得る方法やライセンスの取得について詳しく解説します。

オリジナルコンテンツの作成:独自の映像と音楽制作

自分たちで映像や音楽を制作することも一つの方法。完全なオリジナルコンテンツなら、著作権の問題を気にせずに済みます。しかし、これには高い創作力と技術が求められます。

著作権を守って適切なオープニングムービー上映を

著作権に関してはYoutubeなどを見る限りではまだまだ完全には守られていないのが実情といえるでしょう。映画のワンシーンを色々と寄せ集めたまとめ動画、劇場やコンサートを撮影した動画を許可を取らずに勝手にアップロード、サッカーの名場面集などと億単位の莫大な放送権を買って放送されたテレビを録画して勝手に上げているなどなど、著作権上問題がある可能性の高い映像はネットの中にあふれています。
権利問題についてしっかり勉強をしていないと大きな問題を引き起こす可能性がありますので、結婚式だけに限らず著作物を制作する立場の人間はしっかりと著作権に配慮して作成する必要があります。オープニングムービーも決して例外ではありません。結婚式で上映する私的な作品なんだと言い張ってもその主張はむなしく響くだけですので、しっかりと権利を守って適切な著作権処理や申請を行いましょう。著作権を守って適切なオープニングムービーが作れるといいですね。後から著作権料の請求や訴状が来ないようにしっかりルールを守りましょう。

Q&A

Qオープニングムービーを作る際の著作権についてもっと詳しく知りたいです。

A1. 著作権とは、作品を創作した人(著作者)がその作品に対して持つ権利です。この権利は、その作品を複製したり、公開したりする権利を含みます。自作のオープニングムービーを作る際には、他人の作品を無断で使用すると著作権侵害となり、罰せられる可能性があります。

Q著作権フリーの素材はどこで見つけることができますか?

A2. 著作権フリーの素材は、特定のウェブサイトやアプリを通じて入手できます。ただし、それぞれの素材の使用許可やライセンスが異なる場合があるため、それらを確認することが重要です。

Q自作のオープニングムービーにはどのような魅力がありますか?

A3. 自作のオープニングムービーには、プロに依頼するものにはない独自の魅力があります。それは何と言っても自分たちだけのオリジナルなストーリーを描ける点にあります。

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