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結婚式の余興を依頼されてムービーを使った余興を選ばれる方も近年増えてきています。新郎新婦の友人たち一同からおめでとうのメッセージをリレー形式で伝えたり、スケッチブックにお祝いのメッセージを書きこんでプレゼントしたりといった余興ムービーを使った新郎新婦へのサプライズ演出を行われるゲストの方も少なくありません。余興ムービーの上映も最終的にはDVDに書き込んで行うことがほとんどですが、このDVDの画質については正しく理解できているでしょうか?このページでは余興でムービーを上映する新郎新婦のゲストの方に向けてDVDの画質を向上させるために必要な知識についてご紹介しています。

余興ムービーのDVD画質を上げる方法

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余興用のムービーを何とか試行錯誤しながら作ることは出来たけど、テレビで実際に試写してみると思っていたほど綺麗ではないと感じられるゲストの方も少なくありません。HDや4Kといった高解像度に目が慣れてしまった最近ではDVDの画質が悪いように感じられる方も多いようです。しかしDVDの規格上でもある程度設定を正しく行っていけば、高画質化を図ることが出来ます。

余興ムービーのDVD画質とビットレートの関係

ビットレートとは「一秒間に対して収められているデータ量」の事です。自作された余興ムービーの1秒間のデータを多くすればするほど見た目はある程度比例して綺麗になります。ビットレートというのはmp3などの音楽データでも聞いたことがある方も多いかもしれません。128kbpsやハイレゾ音源の256kbpsといった値も同じ意味です。

値が高ければ高いほどデータ量が増えて綺麗な画質や音になります。

DVDの最大画質

余興用に自作したムービーもこのビットレートを上げていけば、基本的には画質が良くなります。しかし無限にビットレートを高くすることが出来るわけではなく、DVDの限界として9.8Mbpsと最大値が定められています。この範囲を超えることは出来ないので、高解像度のデータでよくみられる20Mbpsや40Mbpsとった高画質な動画データと比較してしまうとDVDの解像度はとても低いことになります。

DVD制作ソフトで初めからビットレートの値が最大になっていることはほとんどないので、最高画質にしたい場合にはビットレートの値を手動で入力するようにしましょう。

余興ムービーの出力や変換の回数は抑える

余興用ムービーを作成する際には、出力や変換の回数は出来るだけ少なくする方が画質を高く保つことが出来ます。出力や変換時にはコーデックと呼ばれる様々なアルゴリズムを利用してデータの軽量化が図られます。圧縮を行うたびにデータの欠損が発生しますので、高画質で保ちたいのであればこの変換や出力の回数は出来るだけ少なくする方が効果的になります。

ムービーメーカーやiMovieで余興ムービーを作っている方の中には、テキストや写真さらに動画を一度に配置できる数に限界があることから、一度出力した動画をもう一度編集ソフトに取り込んで再度出力するという手法がとられることがあります。一度出力した動画をもう一度取り込んで出力することで、コメントの数や配置できる素材の限界を超えた編集を行うという手法です。しかし、あまり回数を多くし過ぎると画質の劣化が目立つようになるので、この点は注意しておきましょう。

余興ムービーを高画質にするための設定

編集ソフト側での画質設定

余興用のムービーを作るために利用している編集ソフトでビットレートの設定項目があるでしょうか?ビットレートは出力時の設定項目として用意されていることがほとんどなので、出力時の設定を今一度見直してビットレートの値が高くなるように設定しましょう。

DVD作成ソフト側での設定

余興ムービーをDVDに書き込む際に利用するDVD作成ソフト側でもビットレートの設定項目があります。(ビットレートが設定できないソフトもある)ここの値も標準の値より高くしておくと余興ムービーのDVD画質をよくすることが出来ます。

余興ムービーのDVD画質を奇麗にする他のテクニック

解像度を上げて余興ムービーを作る

余興ムービーの画質に影響を与える要素はビットレートだけではありません。元々の余興ムービーの解像度も画質に関係する要素の1つです。解像度というのは動画の縦横のドットの数を指していますが、サイズととらえて差し支えはありません。縦横のサイズを大きく作っておけば、シャドウやハイライトといったディティール部分が際立って、精密表現を作る事が出来ます。

余興ムービーを最終的にDVDに書き込む場合、DVDの解像度である720*480のSD解像度に変更してDVDを作成する必要が生じます。4KでもHDでも高解像度で余興ムービーを作ったとしても結局は720*480のDVD解像度に変換する必要があるので、解像度を高くする必要はそこまでないのは無しかなのですが、ディティール部分の変換結果が綺麗になる傾向があります。高解像度で動画編集を行うと、編集時にも出力時にも全体的にもっさりとした重たい処理になってしまうので、余興ムービーを制作するのに利用しているパソコンの性能も含めてどの程度の解像度で作るのかを検討すると良いでしょう。DVD画質よりも少し高い解像度で作っておくと、高画質の恩恵を得ることが出来ます。

コーデックを使わない非圧縮での出力

一切劣化のない最高画質はAvi形式では非圧縮、MOV形式ではAnimationの最大になります。一般的には広くmp4形式が利用されている現在ですが、業務用レベルの画質の場合にはこれらの非圧縮の最高画質のデータが利用されます。

余興ムービーをDVD化するにあたって、出力や変換を行うと様々な圧縮が行われます。圧縮を行うのがコーデックと呼ばれる仕組みですが、コーデックでは見た目を綺麗に保ちながらデータを軽くするための様々なアルゴリズムが採用されています。見た目があまり変わらなくても何らかのデータを間引くことでデータ量を軽くしているので、動画データ内に保持されている色の情報は確実に少なくなっています。

このコーデックを一切利用しないで、もしくはほとんど劣化の無いコーデックを利用する事で、最高画質の余興ムービーの動画データを作成することが出来ます。

余興ムービーをDVD最後まできれいに保つ

結婚式の余興用にムービーを頑張って作ったけど、最後のDVD化で失敗したり画質が思っていたよりも汚くて悩んでおられるゲストの方も少なくありません。余興ムービーのDVD化に関してはビットレートや解像度以外にもセーフゾーンやアスペクト比といった別の要素もいくつか関係してきます。

結婚式会場のプランナーさんにしっかり連絡を取り、実際の披露宴会場での試写を事前に行って何か問題がないかをチェックしてもらう時間を必ず取るようにしておきましょう。DVDの作成上問題が発生していたとしても、要因がいくつか重なると実際の会場では問題とはならないケースもあります。

せっかく新郎新婦様の為に自作した余興ムービーなので、最後のDVDも出来るだけ高画質で上映したいですね。素晴らしい余興演出となりますように・・・。準備頑張ってください。

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