結婚式のプロフィールビデオを自作する際に多くの方が利用される「ムービーメーカー」。

今回は・・・「ムービーメーカーで一画面に写真を複数枚表示する方法はあるのか・・・?」を考察してみました。

キラキラを重ねたり複数の写真・コメントを表示させるために「必要な機能がムービーメーカーにあるのか?」という観点から考慮してみます。

1.ムービーメーカーには一つの階層しか存在しません(写真・動画トラック)

blog_moviemaker_kasaneru_img1

動画素材や、写真素材を複数重ねるためには、複数の素材を「どの時間に」「どこに配置するのか」を、例えば上記の写真のように指定することが出来なければなりません。(上記写真は合成イメージですので、実際には出来ません)
ムービーメーカーをお使いの方は、素材を並べるためのトラックが1つしかない・・・のに、どうやって?複数重ねるの?と考えられたかもしれませんが、この、「素材を並べるためのトラックが1つしかない」という時点で、すでに・・・機能的な限界が存在している・・・ということになります。

例えば、家庭向け有料ソフト:ビデオスタジオであれば、素材を管理するためのトラックはこのように複数存在します。

blog_moviemaker_kasaneru_img2

図では6枚の素材を使用していますが、「どの写真素材を」、「どの時間に」、「どこに配置するのか」・・・を個別に設定することが出来ています。
その複数の素材に同時に指示を出す機能がムービーメーカーには存在しないという事です。

残念ながらムービーメーカー単体で複数の写真や素材・コメントは配置できません。

「複数の素材を重ねて指示を出せない」訳ですので、出来る編集はかなり限られてきます。
※下記画像右端のように、「1背景素材」の上に「2写真」を重ねて、さらに「3コメントの背景」を置いて、「4コメント」を追加、の上にさらに「5キラキラ合成素材」配置といった構成の場合、少なくとも5つ重ねる必要があります。
※ムービーメーカーでは写真の上にコメントだけは配置可能です。
mm-genkai

では・・・ムービーメーカーでは複数の写真を一度に表示することは絶対出来ないのか?

別のソフトを使用すれば、一応・・・可能です。

ムービーメーカー“単体”では出来ない、という事ですので、工夫をすれば“ごまかし”編集は可能です。
「ムービーメーカーでは写真・動画用に“1つの階層しか存在しない”」わけですが、その「1つの階層」として、「複数の写真を」取り込めば良いという事です。
つまりは、「複数の写真をあらかじめ1枚の画像としてまとめてしまう」という方法です。

例えば、画像加工・編集ソフトのフリーソフトとして有名なGIMPなどを利用して、このような「一枚の」画像を作成します。blog_moviemaker_kasaneru_img3

この「一枚の画像」をムービーメーカーに取り込んで、動きを少し加えます。

blog_moviemaker_kasaneru_img4

1つの階層しか存在しないという事ですので、1枚の画像ファイルのみを挿入した・・・という形です。
※上記の画像は合成ではありません。
3枚が同時に表示されていますが、ファイルとしては1枚の画像ファイルですので、アニメーションは全体(1枚の画像ファイル)に対して1つのみの設定しか出来ません。
このような“ごまかし”編集ではなく、実際に複数の素材を配置できるソフトウェアであれば、一枚一枚に個別に動きを設定できますので、「動画」として見ても面白い表現を作成することが出来ます。

ムービーメーカーではほんとに初歩的な編集しか出来ません

複数の素材を使って編集することが出来ない・・・という事は、ムービーメーカー単体では、合成用のキラキラ素材などがあってもほとんど意味を成さない・・・という事です。(重ねられませんので)

さらには・・・

  • 写真を切り取ってクラフト風、切り絵風の作品
  • イラストに顔写真だけ付けてダンスする作品
  • コルクボードに張ってある写真を見せる
  • アルバムの中にある写真を見せる
  • キラキラ素材を合成した作品

といった映像表現は、残念ながらムービーメーカーでは「絶対に」出来ません。
そういった表現に必要な機能が無いからです。

ムービーメーカー単体でプロフィールビデオを自作するのであれば、「ただ単に写真を全画面表示で切り替えるだけのシンプルなスライドショー」で全編を構成しないといけない・・・という事でもあります。
※タイトル部分だけ動画素材を入手して使うといったことは出来ます。

ひとまずシンプルなスライドショーでのプロフィールビデオが作れる・・・というレベルと、様々な素材・FX・3D表現などが盛り込まれたプロが作成する映像作品とには、大きな差が、やはり存在します。

プロみたいなイラストやCGや3D表現の盛り込まれた高度な作品が作りたい・・・!だけど断固ムービーメーカーだけで作りたい!という考えが正直あったのですが・・・という方がおられましたら、技術とか発想力の問題ではなく、ムービーメーカーの機能的な問題として不可能ですので、依頼するか、別途ソフトを購入する、テンプレートを活用するなどを真剣に検討される事をお勧めします。

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